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AA研言語研修・土族語2018年

 2018年8月1日(水)から8月31日(金)の1か月間、午前10時から午後5時40分の一日6時間、全4週間、合計120時間かけて、東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所(通称AA研)主催の言語研修を、今回主任講師として担当しました。

 担当言語は、中国領内の土族語(どぞくご)・民和(ミンフ)方言、別名 “民和土族語(ミンフどぞくご)”、Mangghuer ge (マングォア・グ) と呼ばれる言語であり、中国・青海省の民和回族土族自治県を中心に居住する土族(中国の55の少数民族の一つ)によって話されるモンゴル系の言語です。

 民和土族語は、話者人口がわずか推定1万人余りで、無文字言語であるため、今回の言語研修では、もう一人の講師である現地出身の母語話者と私の二人が作成した、ラテン文字表記による4冊の教材、『土族語文法』、『土族語例文・会話』、『土族語語彙』、『土族語作文』 (2018)を使用しました。

 会場は、大阪十三の日本研修センター3Fの研修室で、数名の受講生が参加しました。受講生は皆モンゴル語既習者であり、受講動機は、モンゴル系の孤立語で学ぶ機会が皆無の希少言語であることがその主な理由でした。彼らは出席良好、成績優秀で、8月31日には修了証を受領し、無事修了されました。

土族語1 土族語2
 会場案内看板と使用テキスト・時間割・授業用ノートなど

土族語4 土族語4
 授業風景と研修最終日修了生とともに

 今夏、主任講師として120時間の言語研修を担当し、改めて学んだことは、学問には常に “感謝”と “謙虚さ”の二つの心が大切であるということです。

 民和土族語いわく、
 qimei-du pohanla-ba (チメイドゥ ポハンラバ) - ありがとうございます
 qimei-du yangjila-wa (チメイドゥ ヤンジラワ) - お願いします
 この精神を肝に銘じて、今後とも学問に精進したいものです。
 では、皆さん、
 pujia qige-a (プジャ チガ) - さようなら (またお会いしましょう)
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モンゴル語専攻新入生歓迎縦割り親睦会2018年

 大阪大学外国語学部モンゴル語専攻による新入生歓迎縦割り親睦会が、2018年4月15日(日)、午後7時から大阪大学豊中キャンパスにほど近い阪急石橋駅付近の居酒屋で行われました。 
 私は、今回初めてお誘いをいただき、大学に専任講師として赴任して以来、23年目で初の“新歓デビュー”となり、若人たちとしばし楽しいひと時を過ごしました。
 縦割り親睦会1

 縦割り親睦会2

塩谷ゼミ 2017年

4.2017年
ゼミ生との記念撮影(2017.12.13) 大阪大学箕面キャンパス

謝恩会1
ゼミ生による謝恩会(2018.3.22) ホテルモントレ大阪 隨縁亭

謝恩会2

謝恩会3

謝恩会4
 ゼミ生からの寄せ書き(2018.3.22)

入学年次の写真
4年前の入学時の写真(2014.7.9) 大阪大学豊中キャンパスC409

大学院修了生とともに
 大学院修了生とともに(2018.3.23)

謝恩会5
 大学院修了生からの花束(2018.3.23)

花束

留学生一同による花束
 塩谷門下の留学生一同より贈呈された花束(2018.3.30)
 → いつも多大なご支援をいただき、心から感謝いたします。

平成29年度大阪大学外国人留学生修了パーティー(於千里阪急ホテル)

留学生修了パーティー1 大阪大学総長、博士後期課程修了留学生とともに(2018.3.12)

留学生修了パーティー2 大阪大学総長、言語文化研究科長とともに(2018.3.12)

在大阪モンゴル国総領事館表敬訪問

 昨年2017年末12月4日と12月21日の2回にわたり、在大阪モンゴル国総領事館(大阪市中央区博労町)を表敬訪問いたしました。大分昔になりますが、モンゴル渡航にビザが必要だったころは、総領事館をよく訪れたものですが、今は日本国籍を有する者であれば、30日以内ならビザが不要なため、いつしか足が遠のいていました。
 総領事のデルゲルツォグト(Дэлгэрцогт)氏は、私を温かく迎えてくださり、氏が日本に留学しておられた時代のことや、総領事に赴任されてからのお仕事の話をされたほか、私は学生時代、モンゴルに留学していた当時のことや、最近のモンゴル事情に関し、相互に意見交換し、有意義なひと時を過ごしました。

総領事とともに2 総領事とともに
 D.デルゲルツォグト総領事とともに

 2回目に訪れた12月21日、帰り際に、総領事からエーデルワイスの花の標本と、フェルトのゲルの置物をおみやげにいただきました。エーデルワイスは、ドイツ語で Edelweiß エーデルワイス (<Edel(高貴な)+Weiß(白))という意味ですが、モンゴル語では、цагаан уул цэцэг(白い山花)といい、その花言葉は、мөнхийн хайрын бэлгэдэл(永遠なる愛のシンボル)だと教えてくださいました。
 またフェルトのゲルは、モンゴル語でэсгий гэрといい、今はフェルトで作った中が空っぽの質素なゲルだが、将来はたくさんの家具で埋め尽くされた立派なゲルになるようにという強い願いが込められているとのお話でした。

エーデルワイス2 フェルトのゲル
 総領事からいただいたモンゴルの品は、末永く大切にしたいと固く心に刻みました。
プロフィール

塩谷茂樹

Author:塩谷茂樹
大阪大学 言語文化研究科
言語社会専攻 教授

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